隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 九十歳。何がめでたい

JUGEMテーマ:小説全般

 

 九十歳。何がめでたい / 佐藤愛子(小学館)

 

 評価 ☆☆☆☆

 

その一度は下ろした幕を再び上げて始まった連載『九十歳。何がめでたい』は、

「暴れ猪」佐藤節が全開。
自分の身体に次々に起こる「故障」を嘆き、

時代の「進歩」を怒り、悩める年若い人たちを叱りながらもあたたかく鼓舞する
大笑いした後に深い余韻が残る名エッセイ。

 

 

 

(感想)

 

いやー、痛快痛快w このヤケクソ感がサイコー!

年齢とか関係ない。

バッサバッサと世を斬り人を斬り、

おかしいことはおかしいとはっきり言えるって素晴らしいよなと改めて思いました。

 

現代人は平和すぎて、

「なにくそ!」「ちくしょう!」というハングリー精神で向かうべき問題などなにもない。

だからささいなことでもクヨクヨ悩んで傷つく。

自分も含めて、これはたしかにその通りだと思います。

そんな現代人の現状では、

愛子さんが笑って済ますようなことも深刻に受け止めてしまって当然。

現代人と厳しい時代を生き抜いてきた人とのそもそもの気持ちのあり方の違いを痛感しました。

ああ・・・私がこんな風に物事を考えられるようになるには、

どれほどの人生経験が必要なんだろう・・・・。

 

外出先のトイレの水の流し方がわからずに焦る・・・大いに共感しました。

水の流し方、どこも統一してほしいです。

怖くて、まずはじめに流し方を確認しないと何もできません。

「わかんね!もういいやっ!」って流さないで出てくるくらいの強さ(?)を

身に付けた時、私は佐藤愛子に一歩近づける気がするw

うーん、それが「強さ」なのかと言われればナゾ・・・だけど、

そのくらいの豪快さで生きることができれば少しはラクになるのかな?w

| comments(0) | trackbacks(0) | 15:46 | category:    佐藤愛子 |
# 役に立たない人生相談
評価:
佐藤 愛子
ポプラ社
¥ 1,080
(2016-06-07)

 JUGEMテーマ:読書

 

 役に立たない人生相談 / 佐藤愛子(ポプラ社)

 

 評価 ☆☆☆☆


1969年に直木賞を受賞されて以来、ずっと第一線で活躍してきた佐藤愛子さんは、

二度の結婚と離婚、夫の会社の倒産と莫大な借金など、

数々の人生の災厄を乗り越えてきたスーパーウーマンとしても知られています。
本書は、そんな佐藤さんに、後輩世代の20代~70代の男女が、

仕事、恋愛、結婚、家族、人間関係、社会のあり方などさまざまな人生の悩みを相談し、

叱咤激励をいただくという人生問答集。
厳しくも温かい言葉の数々、人間への深い考察とユーモアにあふれた回答は

愉快痛快、読みごたえたっぷり!どんな悩みもたちまち吹き飛ぶ一冊です!

人生の波瀾万丈を乗り越えてきた92歳の現役作家が、若者から中高年まで、あらゆる世代の悩みに答えます!

 

 

(感想)

 

「役に立たない人生相談」w あははww 

たしかに「答えになってない」「それを言っちゃあおしまいよ」的な答えもあり、

笑えるといえば笑えるけど、役には立たない相談集なのかもしれません。

 

だけど、この役に立たなさそうなところが愛子さんらしさでしょうw

さっぱりきっぱりとした回答は小気味が良いし、

ファンが求めているのはこういう愛子さんのはずです。

そこはハズしてはいません。

 

まー、簡単に読めちゃうし、愛子さんのファン向けの本といえますね。

唯一、イラストが古臭いのが残念。

| comments(0) | trackbacks(0) | 14:30 | category:    佐藤愛子 |
# 孫と私の小さな歴史
評価:
佐藤 愛子
文藝春秋
¥ 1,512
(2016-01-08)

JUGEMテーマ:エッセイ

 

 孫と私の小さな歴史 / 佐藤愛子(文藝春秋)

 

 評価 ☆☆☆☆☆

 

初孫・桃子が1歳の時から二人の扮装で年賀状用の写真を撮り続ける。

お正月早々ドギモを抜かれた、と大評判の秘蔵写真を全公開。

トトロにコギャル、はては生首、葬式まで・・・。

「本当は嫌だった!」孫の激白あり、20年分の撮影秘話あり、

ファン待望の永久保存版。

 

 

(感想)

 

佐藤愛子さんとお孫さんの桃子ちゃんは

桃子ちゃんが1歳の1992年から大学生の2011年まで毎年、

二人でコスプレをした写真を載せた年賀状を作っていました。

そしてこの写真を撮影していたのは娘の響子さん。

この本はその年賀状を掲載し、撮影秘話などをまとめた本です。

爆笑、爆笑の嵐でとにかく声を出して笑うほど楽しませてもらいました。

(お二人もサイコーだけど、たまに見切れてる犬もいい味だしてますww)

佐藤さんから年賀状をもらう人は、毎年に本当に楽しみにしてただろうなぁ。

その方たちが羨ましいです。

 

本のタイトルは「孫と私の小さな歴史」とのことですが、

この2人の歴史、決して小さくはないです。

毎年、2人で写真を撮り続け、本人たちだけでなく多くの人達を楽しませたことは

2人にとってとても意味のあること。かけがえのない思い出のはず。

こんなおばあちゃんと孫、いませんよ〜。

しかもこれを愛子さんが69歳の時からはじめたというのが驚きです!

そのお年でこんなにユーモアに溢れた人もいるんですね!素敵!!

私も年齢にはこだわらず、「楽しい」「面白い」と思うことには

恥ずかしがらずにどんどんチャレンジしながら年を重ねていきたいです!

 

各作品だけでなく、愛子・響子・桃子の3人による鼎談も笑えました。

特に響子さんのツッコミが絶妙w さすがこの方の娘だけありますねw

そして思春期になっても、嫌だな〜と思っても、

ずっとおばあちゃんにつきあった桃子ちゃんも本当にいい子!

最高の家族ですね。

 

以下は私の選んだ各賞の発表です。

 作品賞 「夫婦喧嘩」

 演技賞 「夫婦喧嘩」

 演出賞 「晒し首」

 ラズベリー賞 「赤ちゃん」

| comments(0) | trackbacks(0) | 14:38 | category:    佐藤愛子 |
# 冥途のお客  夢か現か、現か夢か
冥途のお客 夢か現か、現か夢か
冥途のお客 夢か現か、現か夢か
佐藤 愛子
冥途のお客  夢か現か、現か夢か/佐藤愛子
光文社
1575円
評価 ☆☆☆
北海道に別荘を建てたことにより、
霊媒体質となってしまった佐藤愛子さん。
この30年の間に遭遇したあの世からのお客たちとの珍交友録。


(感想)
佐藤さんは北海道に別荘を建てた30年前から霊媒体質になったそうです。
そんなことってあるんですねびっくり

こういった話は信じる・信じないがはっきり分かれるとおもいますが、
信じない人にも軽く読める入門書になると思いますニコニコ

笑えるエピソードも多く、難しいことはまったくありません。

登場人物も美輪明宏さん、江原啓之さんなど
この分野では有名な方ばかり拍手
その点でも信憑性を感じてもらえるのではないでしょうか。

以前、ワイドショーなどで話題になった
幽霊騒動が頻繁に起きる町営住宅ビルの話など、
私たちの耳にしたことのある話にも触れています。

でも何より驚いたのは、
遠藤周作さん、有吉佐和子さんといった
今は亡き有名な作家が霊となって佐藤さんをたずねたという話です。
この話は強烈過ぎましたたらーっ
| comments(0) | trackbacks(2) | 11:49 | category:    佐藤愛子 |
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