# 花野に眠る 秋葉図書館の四季
2015.04.29 Wednesday
JUGEMテーマ:小説全般
花野に眠る 秋葉図書館の四季 / 森谷明子(東京創元社)
評価 ☆☆☆☆
れんげ野原のまんなかにある秋葉図書館は、いつでものんびりのどか。
新人司書の文子の仕事ぶりも、どうにか板についてきた。
そんななか、図書館のお向かいの日向山から突然、白骨死体が・・・。
本を愛してやまない人の心をくすぐる、やさしい図書館ミステリ!
(感想)
「れんげ野原のまんなかで」の続編です。
私がこの本を読んだのは2006年1月。
れんげそう畑に囲まれた静かな図書館が舞台♪
もうそのシチュエーションだけで本と花が好きな私はこの本が気にいりました。
大好きな作品として今も鮮明に記憶に残っているし、
当時のレビューにも「ぜひ続編を!」と書いていたので実現したのがとても嬉しいです。
物語が進むにつれ、悲しくもまっすぐな1人の人物の人生が浮かび上がってきます。
自分のできる範囲で精一杯に生きているのに、
少しでも人と違う・劣っている部分があると平凡な幸せすらも許されない。
だけどそんな報われない人でも、
強い想いというものは永遠に色褪せず、受け取った人・向き合った人の心に残る。
「人を想う気持ち」が心にしみました。
残念だったのは、前作から感じていた「登場人物のキャラクターの甘さ」。
当時のレビューにも「続編があれば、もう少し人物をしっかりと描いてほしい」と書いていたけど、
前作からの登場人物・図書館のスタッフ3人に限ってはそれは改善されてなかったと思う。
いい3人組だとは思うんだけど、もう少し深く描き込めなかったのでしょうか・・・・。
とにかく主人公に魅力がない。これは致命的。うーん。もったいないなぁ。
図書館が舞台の作品だけあって、作中には実在する本がたくさん登場します。
そのなかでも「ある子馬裁判の記」はぜひ読んでみたいです!
そして辰巳芳子さんの本も少し前にかなり話題になった本だし、チェックしなきゃ〜〜。
こんな風にこの本からまた、別の本と出会う機会をもらって・・・それもまた素敵なことですね。
花野に眠る 秋葉図書館の四季 / 森谷明子(東京創元社)
評価 ☆☆☆☆
れんげ野原のまんなかにある秋葉図書館は、いつでものんびりのどか。
新人司書の文子の仕事ぶりも、どうにか板についてきた。
そんななか、図書館のお向かいの日向山から突然、白骨死体が・・・。
本を愛してやまない人の心をくすぐる、やさしい図書館ミステリ!
(感想)
「れんげ野原のまんなかで」の続編です。
私がこの本を読んだのは2006年1月。
れんげそう畑に囲まれた静かな図書館が舞台♪
もうそのシチュエーションだけで本と花が好きな私はこの本が気にいりました。
大好きな作品として今も鮮明に記憶に残っているし、
当時のレビューにも「ぜひ続編を!」と書いていたので実現したのがとても嬉しいです。
物語が進むにつれ、悲しくもまっすぐな1人の人物の人生が浮かび上がってきます。
自分のできる範囲で精一杯に生きているのに、
少しでも人と違う・劣っている部分があると平凡な幸せすらも許されない。
だけどそんな報われない人でも、
強い想いというものは永遠に色褪せず、受け取った人・向き合った人の心に残る。
「人を想う気持ち」が心にしみました。
残念だったのは、前作から感じていた「登場人物のキャラクターの甘さ」。
当時のレビューにも「続編があれば、もう少し人物をしっかりと描いてほしい」と書いていたけど、
前作からの登場人物・図書館のスタッフ3人に限ってはそれは改善されてなかったと思う。
いい3人組だとは思うんだけど、もう少し深く描き込めなかったのでしょうか・・・・。
とにかく主人公に魅力がない。これは致命的。うーん。もったいないなぁ。
図書館が舞台の作品だけあって、作中には実在する本がたくさん登場します。
そのなかでも「ある子馬裁判の記」はぜひ読んでみたいです!
そして辰巳芳子さんの本も少し前にかなり話題になった本だし、チェックしなきゃ〜〜。
こんな風にこの本からまた、別の本と出会う機会をもらって・・・それもまた素敵なことですね。