JUGEMテーマ:エッセイ
いのちの車窓から / 星野源(KADOKAWA)
個人的な評価 ☆☆☆
星野源が雑誌『ダ・ヴィンチ』で2014年12月号より連載をスタートした、
エッセイ「いのちの車窓から」に、書き下ろしを加えて単行本化。
ドラマ「逃げ恥」、「真田丸」、大ヒット曲「恋」に2度目の「紅白」出演と
怒涛の駆け上がりを見せた2年間の想い、経験、成長のすべてがここに。
星野源の面白さと、哲学と、精確さのすべてを注ぎ込んだ、誠意あふれるエッセイ集。
(感想)
ほとんどは雑誌「ダ・ヴィンチ」で読んでいたので、ほぼ再読な感覚w
アミューズに移籍したあたりから私の星野源に対する飽きがはじまり、
今ではテレビ出演も新譜も特にチェックしないゆるいファンになってしまったけど、
それでもやっぱりこの人の無邪気さは相変わらず素敵だなと思います。
好きなことを胸を張って好きと言える、
好きなことにはボロボロになるまで打ち込む、
で、庶民的な感覚を失っていない。
彼が今、愛される理由がこの一冊でしっかり伝わる気がします。
特に柴犬の話とか愛おしすぎるでしょう。
けど、個人的には彼の文章を読むなら「爆笑」が欲しい。
私はもっと「馬鹿みたい」な星野源が好きなんだけどなー。
「そして生活は続く」「蘇える変態」に比べると面白さは格段に落ちます。
お得意のエロネタやトイレネタが少ないので、
今作はなんかかしこまった感じがするんですよね。
・・・ちなみに「馬鹿みたい」は彼の口癖。
最高にばかばかしくて、でも猛烈に楽しいときに「馬鹿じゃないの!!ww」って言う。
これって彼的に愛のこもった最高の褒め言葉なんだと思います。
だから私も思いっきり彼を「馬鹿みたい!!」って思える作品を期待しますw