隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 天の梯
JUGEMテーマ:小説全般

天の梯 / 高田郁(角川春樹事務所)

評価 ☆☆☆☆☆


『食は、人の天なり』――医師・源斉の言葉に触れ、料理人として自らの行く末に決意を固めた澪。
どのような料理人を目指し、どんな料理を作り続けることを願うのか。
澪の心星は揺らぐことなく頭上に瞬いていた。
その一方で、吉原のあさひ太夫こと幼馴染みの野江の身請けについて懊悩する日々。
四千両を捻出し、野江を身請けすることは叶うのか! ?
「みをつくし料理帖」シリーズ、堂々の完結。


「みをつくし料理貼」、ここに堂々の完結。
この作品は歴史モノが苦手な私が初めてハマった歴史小説シリーズでした。
登場人物も読者もみんなが幸せになれる、納得満足のラスト!
前作を読み終えたすぐ後は解決していない問題が多すぎて、
あと1冊でどうまとめるんだよ!高田さん!と心配でしたがこんなにきれいにまとめるとは!
もう交わらないと思っていた小松原さんと澪の人生もきれいに決着をついています。
高田さん、本当に本当にありがとうございました。

あさひ太夫の身請け金・4千両という途方もないお金を工面するべく奮闘する澪・・・。
どんな手段で澪がこのお金を工面するかは今作の焦点でもありますが、
そのテがあったか!あっぱれ!一本取られた!と小気味のいい展開に思わずニヤリッ( ̄ー ̄)

自分のことよりも、そばにいる人達の幸せをいつも願っているこの物語の登場人物達が本当に大好きでした。
これでお澪ちゃんたちとはお別れか~、としょんぼりしていたら、
それぞれのその後を描く番外編が刊行されるよう予定とのこと。
本当のお別れはまだ少し先なのですね。楽しみに待っています☆
| comments(0) | trackbacks(0) | 16:07 | category:    高田郁 |
# 美雪晴れ

 美雪晴れ / 高田郁(ハルキ文庫)

 評価 ☆☆☆☆


名料理屋「一柳」の主・柳吾から求婚された芳。

しかし芳は、なかなか承諾の返事を出来ずにいた。

一方で澪も、幼馴染みのあさひ太夫こと野江の身請けについて、

また料理人としての自らの行く末について、懊悩する日々を送っていた…。

いよいよ佳境を迎える「みをつくし料理帖」シリーズ。幸せの種を蒔く、第九弾。



(感想)


芳と澪の生きる道が分かれ、それぞれの道を歩き始める第9弾。

野江ちゃんを身請けするという大きな目標に向かい、澪がとうとう動き出しました。

そして、自分はどんな料理人になりたいのか、

料理の道で人生の花を咲かせるとは一体どういうことを指すのかを真剣に考え始めるのですが、

澪本人ですらはっきりとわからなかったその答えを

とうにわかっていたのが「あの人」というのが気にかかる・・・。

うーん、次号で進展、あるのでしょうか??

今回は物語の流れに刺激がなく、平坦に進んだ印象なので☆は4つで。


小さな喜びもみんなで分かち合い、

いつも誰かの幸せを思って生きているつる家の人たちが大好きです。

自分もこうありたい・・・このシリーズを読むたびにその思いを強くします。


なんと最後に 悲しいお知らせが・・・・。

次号10弾が最終巻になるそうです(>_<)悲しいなぁ。楽しみだけど悲しい。

今、残っている問題をラスト一冊でケリをつけられるのかと少々心配ですが、

みんなの幸せを祈りつつ次号を待ちます。澪、絶対に幸せになるんだぞ〜!!


鼈甲珠・・・食べてみたい。

| comments(0) | trackbacks(0) | 12:12 | category:    高田郁 |
# 残月
JUGEMテーマ:小説全般

 
 残月 / 高田郁(ハルキ文庫)

 評価 ☆☆☆☆


みをつくし料理貼シリーズ第八弾。
前作「夏天の虹」のラスト、吉原の大火に巻き込まれた又次が亡くなり、
「つる屋」の面々は悲しみをこらえながらも新たな日々を送っていました。

ページをめくってまずショックだったのは、
いつも本の最初にある“主な登場人物”の欄に小松原様の名前がないこと!!
ええー、もう出てこないの?
私としては2人は今回は結ばれなかったけど、
きっといつかは何かの縁でまた巡り合えると思っていたので・・・。
2人の仲は本当にこれで切れてしまうのでしょうか。

今回の主人公は芳さんかなぁ。
行方不明になった息子の佐兵衛さんとの間に進展があったし、
もうひとつ、思わぬ(・・・まぁ、想像はしてたけど)幸福が訪れる。
前作で又次さんの死という悲しい出来事があった分、
今作は未来の幸せを感じさせるようなエピソードが多かったように思います。

けど1つ気になるのは、今回は各章を彩る料理の存在感が薄かったこと。
つる屋の面々を取り巻く出来事には、いつも料理がついてきたはずなのに、
今回は料理は完成するまでの苦労も、美味しそうな描写もどれもいまいち残りません。
特に「海苔巻き」はほとんど脇役にしかすぎない印象だし、
「葛湯」もほんの少し出てきたきりでしょ?

やはりシリーズ物は長くなればなるほど
完成度も落ちてくるものなのでしょうか。
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:14 | category:    高田郁 |
# 夏天の虹
JUGEMテーマ:小説全般

 夏天の虹 / 高田郁(角川春樹事務所)

 評価 ☆☆☆☆



みをつくし料理貼シリーズ第七弾。

とんでもないことになりましたよ。
愛する小松原と添うのか、料理人として生きるのか・・・
迷いに迷って1つを選んだ澪ではあったけれど、まだ未練は残ったまま。
そんななかで澪をさらに絶望に落とすような出来事があり、
澪は料理人の命である「匂い」の感覚を失ってしまいます。
源斉先生の見立てでは、もとの心労を忘れさせるほどの幸福、
あるいは逆にさらなる不運に見舞われた時に匂いが戻ることもあるかもしれないということだけど、
澪に訪れるのははたして幸福なのか不運なのか・・・。

今作はねー、今まででいちばんつらかった(>_<)
涙も出たし、いくらなんでもそれはないでしょー!と作者を恨んだりもした。
美緒さんのいうように、逃げ道を用意してくれてることを私も望んでいたけれど、
実はそれは甘い幻想でしかなくて、小松原の選択こそがほんとうの愛だよな〜。
ううーん、切ない。

最後の最後でとんでもないことになっちゃって、
もうこのあとどうなっちゃうんだろう。
なんか茫然自失・・・。
 
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:21 | category:    高田郁 |
# 心星ひとつ 
JUGEMテーマ:小説全般

 心星ひとつ / 高田郁(角川春樹事務所)

 評価 ☆☆☆☆☆



みをつくし料理貼シリーズ第六弾。

ついに澪に大きな転機がやってきます。
料理の道と野江ちゃんの身請けを諦めて愛する人に嫁ぐのか・・・、
それとも愛する人を諦めて今まで通りにつる屋で料理に励み、野江ちゃんを救うのか・・・
女の幸せを前に究極の選択を余儀なくされる澪。
何よりも切ないのは澪も澪を見守る人々も、
誰ひとりとして“自分自身の幸せ”を優先しようとはしていないこと。
みんながみんな、自分が犠牲になってでも尽力を尽くし、
大切な人に幸せになってほしいと心から願っていること。
その思いが事態を深刻化させ、もどかしい!!
ずっとこのシリーズを読んできた読者としては当然、澪には幸せになってほしい。
でもきっとそんな読者にだって、どちらの選択が澪にとっての本当の幸せなのかは
判断することはできないでしょう。
はたして、澪はどんな選択をするのか。

でも澪はね、どんなに心が揺れても不安でも、
ただ料理のことだけに心を向けている。
その健気さが泣かせるんですよね。

早帆さん、
きっと物語の流れを変えてくれると思ってたけど意外に早く動いてくれましたね。
でも、そんな早帆さんの行動力をよそに小松原さんにはイライラさせられるな〜。
肝心な言葉が聞けたのはいいとして、
澪と会って話す機会がなさすぎて、これじゃ女は不安になりますよ。
こんなんじゃ源斉先生も動いちゃうんじゃない?
・・・なーんて思うのは私だけでしょうか。
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:10 | category:    高田郁 |
# 小夜しぐれ
JUGEMテーマ:小説全般


 小夜しぐれ / 高田郁(角川春樹事務所)

 評価 ☆☆☆☆☆



みをつくし料理貼シリーズ第5弾。
今回はいろんな意味で大きな流れがありました。
美緒の縁談と結婚、種市の過去、そして何より小松原の正体が明かされる!!

やはり小松原様と澪は身分違いの恋になってしまうのですね・・・。
今後は澪が料理人としてだけでなく、
女性としてどう生きる選択をしていくのかにも注目。
私としては小松原様の妹・早帆さんがいい仕事をしてくれるような気がするのですが・・・。



 
| comments(0) | trackbacks(0) | 15:08 | category:    高田郁 |
# 今朝の春
JUGEMテーマ:小説全般

 今朝の春 / 高田郁(角川春樹事務所)

 評価 ☆☆☆☆



みをつくし料理貼シリーズ第4弾。

今回も野江ちゃんがあさひ太夫になった経緯がついにはっきりするわ、
美緒さんに大奥入りの話はでてくるわ、
あの伊佐三に浮気疑惑まで出てきて、今日もつる屋は大忙しです。

野江ちゃんとの距離も少しずつ、少しずつ近づいてきていますね。
そして何より澪が野江を救い出す手立てを見つけたのが今作のポイントではないでしょうか。

ドキドキワクワク。
これを書くのがもどかしいほどに早く続きを読みたくて仕方ありません。
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:06 | category:    高田郁 |
# 想い雲
JUGEMテーマ:小説全般

 
 
 想い雲 / 高田郁(角川春樹事務所)

 評価 ☆☆☆☆☆

「みをつくし料理貼」シリーズの第3弾。
時代モノが苦手な私でも一気読みしてしまう大好きなシリーズです。

今作では行方知れずとなった天満一兆庵の若旦那の新事実が出てきたり、
新しい常連さんが出来たりと今作もつる屋の面々は大忙し。

澪ほど料理に真摯な人間も、
心の不安や迷いが料理にはっきりと出てしまったところが人間らしくてよかった。
それに対する大人たちの態度も。

個人的には前作の「花散らしの雨」から登場した美緒さんに注目。
いい意味で物語をかき回して、物語をグンと華やかにしてくれる存在ですね。

澪はもう少女ではなく、女性として成長していっているのが感じられます。
女性だからこその壁にもぶつかるあたりは同性として本気で応援していたよ。
澪には本当に幸せになってほしい。
そして野江ちゃんにも・・・。
| comments(0) | trackbacks(0) | 12:36 | category:    高田郁 |
# 花散らしの雨
JUGEMテーマ:小説全般

 花散らしの雨 / 高田郁(角川春樹事務所)

 評価 ☆☆☆☆☆ 


「みをつくし料理貼」シリーズの第2弾。
基本、歴史モノは苦手な私ですが、
このシリーズは読み進めるのがもったいないと感じるほど大好きです。
おそらく、いい意味で時代劇らしくないところがいいのだと思う。
澪がどんな料理を考え出すのかは主婦という目線で見てもワクワクするし、
なにより人が優しくてあったかいんですよね。
何度もベタな嫌がらせにあうけど、それでも負けない“つる屋”の面々、
新しい登場人物も加わり、前作よりさらにパワーアップしています。

ふきちゃんと健坊の登場で澪がグッと大人に見えるようになりました。
つる屋の調理の責任者として、肝も座ってきました。
美緒さんという澪と同世代の登場も出てきて、
彼女が澪にとってどんな存在になっていくのかも楽しみです。

新キャラの登場と、つる屋の営業時間・移転先うんぬんの都合で
小松原の登場が減ってしまったことは残念だけど、ほんのり恋の予感も匂わせる展開。
今後も目が離せません。
| comments(0) | trackbacks(0) | 12:12 | category:    高田郁 |
# 八朔の雪
JUGEMテーマ:小説全般

 評価 ☆☆☆☆☆


時代小説は苦手な私でもサクサクと読めました。
時代背景はあまり気にせずに読めるストーリーです。
ベタでお約束な展開だけど、人情や主人公の奮闘する姿に心打たれました。

大阪出身の澪の作る料理は江戸の人々に驚きと感動を与えます。
この歓喜する人々の姿を思い浮かべるだけでも目頭が熱くなるんですよね〜。
食べ物のもつパワーというか、
美味しい物を食べさせたいという澪の心がしっかりと伝わっているというか、
「おいしい」ってこうまでも人を幸せに、そして優しくするのかぁ〜〜って。

後半になるにつれ、物語は急展開し、いますぐにでも続きを読みたい感じ。
元気と勇気をもらえました。
まさか私が時代モノにここまで夢中になるとは!
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:03 | category:    高田郁 |
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