JUGEMテーマ:小説全般
ノーサイドゲーム / 池井戸潤(ダイヤモンド社)
個人的な評価 ☆☆☆
大手自動車メーカー・トキワ自動車のエリート社員だった君嶋隼人は、
横浜工場の総務部長に左遷させられ、同社ラグビー部アストロズのゼネラルマネージャーを兼務することに。
ラグビーに関して何の知識も経験もないズブの素人である君嶋が、
お荷物社会人ラグビーの再建に挑む。
(感想)
んー、先にドラマ版を見ていたので、どうしてもドラマと比較しちゃう。
ドラマの方が人間関係や人物描写がしっかりしてて、小説の方はいまいち物足りなかったです。
手に汗握り、ハラハラドキドキするようなやり取りも少なく、
過去の池井戸作品と比較しても盛り上がりが足りません。
全体的にあっさりしてたな〜。
これってもしかして、
ラグビーのワールドカップを盛り上げるために書かれた企画モノだったりするんですか?
池井戸さんの作品のストーリーの流れは基本的にどれも同じ。
そのへん、「水戸黄門」などの時代劇に通じるものがあります。
つまり最終的に正義は勝つ、だから安心して読める。
それを「良し」とするか、「またか・・・」と思うか。
私は「またか・・・」かな、少し飽きてきたかも・・・(;´・ω・)
そろそろ池井戸さんの新境地を見てみたい気もしています。