隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# 私は存在が空気
評価:
中田永一
祥伝社
¥ 1,620
(2015-12-11)

JUGEMテーマ:小説全般

 私は存在が空気 / 中田永一(祥伝社)

 評価 ☆☆☆


存在感を消してしまった少女、
瞬間移動の力を手に入れた引きこもり少年、
危険な発火能力を持つ木造アパートの住人……
普通じゃない私を、受け入れてくれるのは誰?
どこかおかしくて、ちょっぴり切ない【超能力者×恋物語】





(感想)

表題作を含む6編からなる短編集です。どれも「恋愛小説」の部類。
だけど主人公たちはみな不思議な能力を持った人たちなので、
一風変わった恋愛小説になっています。
中田永一名義で発表されたものだけど、
乙一名義でもよかったんじゃないかなというテイストです。

どのお話も雰囲気は明るい。ほのぼの感やユーモア感があり、
初期の乙一作品にあったような「切なさ」で胸が苦しくなるような要素はない。
そこが個人的に恋愛小説としては物足りなかったかな。

突出して、「特にこれが好き」と思う作品もなし。
好きな作家なだけに、期待はずれと言ってしまえばそうかもしれません。
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:27 | category:    中田永一 |
# くちびるに歌を
評価:
中田 永一
小学館
¥ 1,575
(2011-11-24)
コメント:さわやかで瑞々しい

JUGEMテーマ:小説全般
 ● くちびるに歌を / 中田永一
 ● 小学館
 ● 1575円
 ● 評価 ☆☆☆
長崎県五島列島のある中学合唱部顧問の松山先生は産休に入るため、
中学時代の同級生で東京の音大に進んだ臨時教員・柏木に、
1年間の期限付きで合唱部の指導を依頼する。
それまでは女子合唱部員しかいなかったが、美人の柏木先生に魅せられ、男子生徒が多数入部。
ほどなくして練習にまじめに打ち込まない男子部員と女子部員の対立が激化する。



(感想)

爽やかで大人の私には読むのが恥ずかしいくらい瑞々しい青春小説でした。

長崎県の小さな島の中学校の合唱部がNHK全国学校音楽コンクールを目指すお話で、
バラバラだった部員の心が近づくにつれ、
合唱がまとまってくる青春な雰囲気もいいけど、それだけじゃない。
ところどころに感じるさりげない中田永一さんじゃない、別名義のあの作家さんの面影・・・。
それを感じるたびにやっぱり天才だな、センスいいなと思いました。
特に柏木先生のキャラクターとお兄さんの存在が随所で効いています。

ところで、この学校はオリジナルの自由曲を作って出場したのだけど、
その歌詞が最後まで出てこなかったのが残念。
彼らの感性でどんな詞が生まれたのかとても気になっていたのにな・・・。

NHKがドラマ化してくれることを願います
| comments(0) | trackbacks(0) | 15:14 | category:    中田永一 |
# 吉祥寺の朝比奈くん
評価:
中田永一
祥伝社
¥ 1,680
(2009-12-11)
コメント:ちょっとクセのある恋愛小説

JUGEMテーマ:恋愛小説
 ● 吉祥寺の朝比奈くん / 中田永一
 ● 祥伝社
 ● 1680円
 ● 評価 ☆☆☆☆
「交換日記始めました!」
 恋人同士の圭太と遥が内緒で交わしていた交換日記それは二人だけの秘密だったはずが…。
「ラクガキをめぐる冒険」
 高校二年のときにクラスメイトだった遠山真之介。五年後の今、不思議なことに同級生の誰も彼のことを憶えていないのだ。
「吉祥寺の朝日奈くん」
 山田真野。上から読んでも下から読んでも、ヤマダマヤ。吉祥寺に住んでいる僕と、山田さんの、永遠の愛を巡る物語。
表題作を含める全5作。中田永一が贈る恋愛小説集



(感想)

「百瀬、こっちを向いて。」の中田さんの2作目です。

甘酸っぱく、純粋で、恋がはじまりそうなときめきにドキドキ
激しさはなく、小さな幸せと喜びで成り立っている恋・・・。
そこにうまくユーモアとミステリーを絡ませて、前作よりもグッと面白くなったと思います。
これなら恋愛小説が苦手な人にもおすすめできそう

特に「交換日記始めました」で日記をつないでいく人のあたたかさにほっこり。
「ラクガキをめぐる冒険」はまさかこういう展開におちるとは思わなかったので、
やられた〜って気が(苦笑)
中田さん、ほんとにほんとにあなたは何者なの
違うなら違うと言ってくれはやく、本当のことを教えて〜〜〜〜

読んでからかなり時間が経っているので、リアルに満足な感想を書けない自分が悔しい
なるべく読後の気持ちが新鮮なうちに書きたいんだけど、
なかなかそうもいかないのよねぇ
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:39 | category:    中田永一 |
# 百瀬、こっちを向いて。
百瀬、こっちを向いて。
百瀬、こっちを向いて。
中田 永一
百瀬、こっちを向いて。/中田永一
祥伝社
1470円
評価 ☆☆☆☆
バスケ部バスケットボールのエースで、目立つ外見をした宮崎先輩は僕の幼馴染。
クラスの底辺にいる薄暗い電球のような僕とは住む世界の違う人。
そんな宮崎先輩と僕の「僕たちだけの秘密」は
野良猫を思わせるような瞳の女の子「百瀬」。
先輩の頼みでかわいい百瀬と付き合うことになったが、
お互い徐々に距離が近づくうち、
僕は今まで感じたことのない心の痛みを覚え始めていた。
恋愛小説アンソロジー『I LOVE YOU』『LOVE OR LIKE』で話題となった
覆面作家の初の単行本☆


(感想)
アンソロジー『I LOVE YOU』と『LOVE OR LIKE』で注目していた
中田永一さんの初単行本。
それぞれに収録されていた「百瀬、こっちを向いて。」と「なみうちぎわ」。
この2つは私は既読なんだけど、
そのほかに「キャベツ畑に彼の声」「小梅が通る」を含む全4作の短編集です。


4作とも主人公は地味でおとなしい子。
付き合う友人もそんなタイプの子ばかり選んでしまう。
そんな彼らにシンパシーを感じつつも、ガンバレーって応援してた。
彼らの暗さが私には妙にしっくりくるニコニコ
少々強引な展開もあるけど、
それこそが作品を面白くしてる素なのでついていけます。

「キャベツ畑に彼の声」に覆面作家が出てきたのには
思わずニヤリとしてしまいましたよ・・・中田さん。
はっきりとしたハッピーエンドではないんだけど、
それぞれの主人公にはこれまでと違う明るい何かが待っているような
希望の見えるラストだから良かったです。
もうちょっと先も知りたい・・・この小さなもどかしさっ!!
今後の中田永一さんからも目が離せません。

それにしても「中田永一 = 乙一説」っていまだに根強いけど、
実際どうなんだろうひやひや
今日、ネットで改めて検索してみたら
はっきり断定してる人が多くてビックリした。
たしかに似てるとは思うけどねぇ、まぁ、どっちも好きだからどっちでもいいやわーい
どちらの作家も追い続けることに変わりはないからね。
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:00 | category:    中田永一 |
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