隣り近所のココロ・読書編

本の虫・ともみの読書記録です。
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# RDG6 レッドデータガール 星降る夜に願うこと
JUGEMテーマ:小説全般

 評価 ☆☆☆☆☆


大好きなシリーズがついに完結・・・。
とうとう終わっちゃったよーーー。

完結編としてはさらっとしていたけど、
でも結局はそれぞれの成長物語だったんだな〜と納得。
これでようやく泉水子はスタートラインにたったわけで、
いい意味で読者の想像にゆだねられるような形で終わっちゃいました。
この先、彼らに訪れる未来・・・。
まだまだ知りたかったけど、「チーム姫神」なんて言葉が出てくるだけで、
ここまで読み続けてよかったと思いました。


 
| comments(0) | trackbacks(1) | 15:55 | category:    荻原規子 |
# RDG5 レッドデータガール 学園の一番長い日
JUGEMテーマ:小説全般
 
 評価 ☆☆☆☆☆

いよいよはじまった「戦国文化祭」。
だが、泉水子は高柳の罠にはまり、文化祭はパニック状態に・・・。

いよいよ動き始めました〜!
泉水子はもちろんそれぞれの存在や役割の意味がわかりはじめ、
物語もついに佳境へ・・・。

ここに来て高柳のキャラが面白くなってきたのは意外〜!
まさか彼を「かわいいw」と思える日が来るとはwww

「俺が必要だって言えよ」の場面はキュンとした〜。
それに対する泉水子の答えも素敵で、2人とも大人になったな、
でも普通の高校生らしい生活もさせてあげたいなとしみじみ・・・。

次の6巻が最終巻とのこと。
発売は11月です。
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:34 | category:    荻原規子 |
# RDG4 レッドデータガール 世界遺産の少女
JUGEMテーマ:小説全般

 評価 ☆☆☆☆

シリーズ第4弾。
2学期がはじまり、文化祭の準備に追われる泉水子たち。
今年の文化祭のテーマは「戦国文化祭」。
はたして文化祭は無事に行われるのか・・・・。

今作ではついに姫神の謎が明らかになり始めたけど、
この本自体が大きなことがはじまるまでの序章という感じで過去3冊よりはドキドキしなかったかも。
話はどんどん大きくなり、泉水子と深行の関係も少しづつ近づいてきていて、
なんだかとってもいい感じです。

次巻に期待!
 
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:16 | category:    荻原規子 |
# RDG3 レッドデータガール 夏休みの過ごしかた
評価:
荻原 規子
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 580
(2012-07-25)

JUGEMテーマ:小説全般
  
 評価 ☆☆☆☆


早くも夏休み。
生徒会執行部のメンバーは宗田姉弟の地元・長野県戸隠で合宿を行う。

宗田3姉弟の関係性がより濃く描かれる3作目。
泉水子、能力者としての自分を認め、少しずつ成長しているなぁ。
真響が以外と自己中な人で魅力半減!2でファンになった人、離れちゃったんじゃない?
深行もまだ何か隠してるようで、今回も一気読み。

そしてついに紫子さんが動きだしました〜〜〜!!
地元の図書館には文庫版しか置いておらず、
4と5なんてそんないつ入荷するかわからないもの待てません!!
4と5、このレビューを書いたらすぐ注文しちゃいます!!

和宮や高柳が泉水子の好み?
おやおや、深行くん、焼いてるのかなぁ。
最後の最後でとんでもない萌えの爆弾投下wwやっぱりさっさと書いて注文する!!
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:36 | category:    荻原規子 |
# RDG2 レッドデータガール はじめてのお化粧
JUGEMテーマ:小説全般
 
評価 ☆☆☆☆☆


泉水子が故郷を離れ、ついに深行も通う東京の鳳城学園に進学しました。
一見、静かで普通の学園と思いきや、実は一筋縄ではいかない生徒がいっぱい!
登場人物が増えて、いきなり学園モノになった気がするものの、
いよいよ始まったぞ〜!とワクワクしっぱなしです。
こんなにハマったシリーズは最近ありません!

山伏や陰陽師なんて全滅していると言っても過言でない現代、
高校を舞台にそれを自然に描くなんて、こんなのやっぱり荻原さんにしかできないこと。

なんとなくまだ距離と遠慮がある泉水子と深行の関係・・・。
冷たく見えながらも、だけどいつも必ず泉水子を助けてくれる深行に胸キュン。
完璧に見える深行くん、
でも実は宗田姉弟や高柳に比べればまだまだ未熟で非力だって事実もときめくじゃないですか♪♪

まさかの和宮くん登場!どう絡んでくるのか気になる〜。
それを含め、どうなっていくのか楽しみで仕方ありません。
| comments(0) | trackbacks(0) | 13:36 | category:    荻原規子 |
# RDG レッドデータガール  はじめてのお使い
評価:
荻原 規子
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 580
(2011-06-23)

JUGEMテーマ:小説全般
 ● RDGレッドデータガール はじめてのお使い / 荻原規子
 ● 角川文庫
 ● 580円
 ● 評価 ☆☆☆☆☆
世界遺産に認定された熊野古道、玉倉山にある玉倉神社。
そこに住む泉水子は中学三年まで、麓の中学と家の往復だけの生活を送ってきた。
しかし、高校進学は幼なじみの深行とともに
東京の鳳城学園へ入学するよう周囲に決められてしまう。
互いに反発する二人だったが、修学旅行先の東京で姫神と呼ばれる謎の存在が現れ、
さらに恐ろしい事件が襲いかかる。


(感想)

うわー、やっぱり荻原規子さんっていいなー
誰にも真似できない、日本の香りのする素敵なファンタジーを書く人。
誰にも似てなくて、誰にも真似できない・・・このジャンルでは唯一の作家さんだと思います。
もっと若いうちに(たとえば中高生のころ)に出会っていたら、
私の読書人生は大きくかわっていたかもしれない。
そんな風に思えるくらいかけがえのない作家です。

神社の娘で、外見も内面も今時の中学生らしくないおっとりした女の子・泉水子。
うじうじしていてみんなのお荷物になってしまうような頼りない少女だけど、
どうやらとんでもない血を引いている特別な女の子らしい。
謎に包まれた登場人物たちと、神の神聖な空気を感じ、
読めば読むほどに謎は深まり、すっかり引き込まれてしまいました。

シリーズもので、この作品が第1弾になるのですが早く続きが読みたくてたまらない!
これ1冊を読んだだけでは、物語の深い部分は何も分からないし何とも言えません。
現在のところ4巻までは出てるんだけど、文庫化はまだこの「はじめてのおつかい」のみ・・・。
もう単行本で全部買っちゃおうか非常に悩んでます。もうそのくらい面白い
ウジウジしている泉水子もだんだん自分の立場を理解し、
どんどん成長していくのでしょうね。
ぎゃー、文庫化待てるかな単行本で買っちゃうおかなぁ

タイトルと内容が結びつかないけど、このタイトルってどういう意味があるんだろ
| comments(0) | trackbacks(0) | 16:19 | category:    荻原規子 |
# 空色勾玉
評価:
荻原 規子
徳間書店
¥ 1,785
(1996-07)
コメント:壮大で美しいジャパニーズファンタジー

JUGEMテーマ:小説全般
● 空色勾玉/荻原規子
● 徳間書店
● 1700円
● 評価 ☆☆☆☆ 
村娘・狭也の平和な日々は祭りの晩に破られた。
自分は平凡な村娘ではなく闇の一族の巫女「水の乙女」であることを告げられたのだ。
あこがれの月代王へ助けを求め、彼に仕えることとなったが、
そこで縛められて夢を見ていた輝の末子稚羽矢との出会いが、狭也を不思議な運命へと導く…。神々が地上を歩いていた古代日本、光と闇がせめぎあう戦乱の世を舞台に織り上げられたジャパニーズファンタジー。



(感想)
著者は日本のファンタジーをずっと読みたいと思っていて、
≪自分が読みたいものは、人に期待せずに自分で書けばいいのだ≫という思いで書いたそうです。
日本の古典を美しく描いたファンタジーで、情景が鮮やかに目に浮かびます。
この国が長く大切に語り継いでいるものの美しさにすっかり酔ってしまいました。
やはり土台が素晴らしいから重厚で洗練されている。
日本の古典は苦手だった私にも難しくなく読めました。

闇の一族の巫女「水の乙女」として生まれた狭也。
神殿へ閉じ込められてずっと夢を見ていた輝の末子・稚羽矢。
光と闇に生まれた二人の運命の出会いと恋。

二人は孤独で居場所を求め、その過酷な運命を必死で立ち向かっていきます。
自分の無力さを嘆き、どう生きるべきかを模索し、やがては自分たちの手で道を切り開いていく二人。
神々を描く古典とは言っても、若い二人の成長物語にも思えます。

月代王、照日王、鳥彦・・・脇を飾る登場人物もそれぞれで生き生きと魅力的です。

ラストに近づくにつれ二人の思いはどんどん高まり興奮を抑えきれずに読みました。
日本にもこんなに素晴らしいファンタジーがあったんですね。
| comments(0) | trackbacks(0) | 11:03 | category:    荻原規子 |
# これは王国のかぎ
評価:
荻原 規子
理論社
¥ 1,733
(1993-10)
コメント:大人でも心からワクワクできるファンタジーです

JUGEMテーマ:小説全般
●これは王国のかぎ/荻原規子
●理論社
●1733円
●評価 ☆☆☆☆☆ 
失恋の呪いかドナルドダックの呪いか?
15歳の誕生日、あたしは、アラビアンナイトの世界に飛び込んでしまった…。
普通の女の子だったあたしがどうして壺から出てきた魔神にっ
壺から出してくれたご主人さまはあたしよりちょっと年上の男の子。
彼との冒険の末、なぜか王家の争いに巻き込まれて・・・。



(感想)
この年になってからファンタジーなんて不安だったけど、あー、面白かった
大人でもワクワク十分楽しめました。

アラビアンナイトを下敷きとしたファンタジー。
失恋に傷ついている普通の女の子が、突然、アラビアンナイトの物語の中に紛れ込んでしまいます。
中学の制服を着ていても、
この世界での彼女は「上田ひろみ」ではなく、壺から出てきた魔神族の「ジャニ」。
壺から出してくれたご主人さまのハールーンとの冒険、
彼とはぐれてから出会った少年との新たな旅、
そして彼とハールーンとの意外なつながり・・・・・。
王子様、お姫様、呪い、魔法・・・子供向けに思われちゃうかもしれないけど、
それぞれの責任や成長、そしてすべての元となる「かぎ」。
大人も深く感銘を受けつつ、アラビアンナイトの世界にどっぷり浸って現実を忘れさせてくれます。

どこにでもいるような普通の女の子が主人公なのがいいんだろうな。
平凡な私達にも夢を見させてくれる。
でも、彼女は何もできないただの女の子なんかじゃなくて、
実は芯のしっかりした度胸のある女の子なところがミソ。
多少の少女趣味チックな描写や表現はこの際許しますむしろ歓迎
登場人物一人一人を見ても魅力的で、特にハールーンに恋をしてしまった読者は多いのでは(*^_^*)
夢を見させてくれて本当にありがとう。大好きな作品になりました。

先日読んだ「樹上のゆりかご」はこれの続編になります。
(知らずに続編から先に読んでしまった
どちらも主人公は上田ひろみだけれど、ファンタジーの続編が毛色のまったく違う学園モノというのが凄い。
こういう続け方もあるのだな〜。驚き。
| comments(0) | trackbacks(0) | 14:07 | category:    荻原規子 |
# 樹上のゆりかご
評価:
荻原 規子
理論社
¥ 1,575
(2002-05)
コメント:大人でも憧れる学園ミステリー

JUGEMテーマ:小説全般
●樹上のゆりかご /荻原規子
●理論社
●1575円
●評価 ☆☆☆☆
男子が圧倒的に多い都立辰川高校に入学した上田ヒロミは、
女子を疎外する居心地の悪さを学校生活の中で感じるようになっていた。
そんな折り、合唱コンクールで指揮をしたカリスマ女生徒が出現し、次々と事件が…。 




(感想)
恩田陸さんを彷彿とさせるような学園ミステリー。
表紙から受けるイメージとはまったく違った作品でした。
大人の私でも憧れるような絵にかいたような青春のある学園生活
キャラクターの濃い面々の集まる生徒会執行部が、
楽しいはずの合唱コンクールや文化祭を邪魔しようとする何者かに翻弄されていきます。
謎の答えを見つけるべくドキドキする楽しさ、生き生きと輝く青春。
自分の高校生活とはまったく違うものだけど、なんだか懐かしいような淡い思いがよみがえってきます。

物語のキーとなるのは文化祭の演劇で上映される「サロメ」。
これがどんな話か知っているかいないかで、事件の真相に対する理解度が違ってきそう。
「樹上のゆりかご」を知る上でも読んでみたいな。

主人公のヒロミは脇役タイプの女の子で自分でもそれに気づいているんだけど、
不思議と魅力的な人物は彼女の周りに集まってくる。
そこにいてくれるだけで安心できるような、ちょっと古風な女の子。
自分がヒロインになれるラブストーリー・・・もうすぐヒロミにも訪れそうですね
ヒロミとあの人がゆっくりといいかんじになっていく過程もいいなぁ
物語のラストがすがすがしく素敵でした。
| comments(0) | trackbacks(0) | 10:54 | category:    荻原規子 |
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